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電動クロスバイク「TB1e」は、ブリヂストンの中でも特に“走りながら充電できる”という特徴が人気のモデルです。
そのキーポイントが、独自技術である「回生充電」。
「走りながら本当に充電されるの?」「設定で変えられるの?」「効率よく使うコツは?」
そんな疑問を持つ方も多いはずです。
結論から言うと、TB1eの回生充電は基本的に自動制御ですが、走行モードやブレーキの使い方によって充電効率が大きく変わります。
設定の理解と運転のコツを掴むことで、バッテリーの持ちがグッと長くなり、走行距離も伸ばせます。
この記事では、TB1eの回生充電の仕組みや設定方法、そして効率良く使うコツを詳しく解説します。
坂道の多い通勤や、長距離サイクリングでも電力を無駄なく活用したい方は必見です。
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記事のポイント
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TB1eの回生充電は自動制御式で、設定によるON/OFFは不要
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下り坂やブレーキ操作時に発電してバッテリーに充電される
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走行モード選びやブレーキ操作の仕方で充電効率が変わる
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効率的な設定と乗り方で走行距離を最大20%伸ばすことも可能
TB1eの回生充電とは?仕組みと設定の基本
TB1eはブリヂストンが開発した電動クロスバイクで、
最大の特徴はなんといっても「走りながら自動で充電できる」という点です。
この仕組みを支えているのが、ブリヂストン独自の技術である
「回生充電システム(Regenerative Charge System)」です。
回生充電はどんな仕組み?
「回生充電」とは、走行中の運動エネルギーを電気エネルギーに変えて、
再びバッテリーへ戻す仕組みのことです。
自動車のハイブリッド車にも採用されている技術で、
TB1eではブレーキやペダルを止めたとき、下り坂で惰性走行しているときに発電が行われます。
つまり、電力を消費するだけでなく、
走行しながら電力を回収することで航続距離を伸ばすことができるというわけです。
🔋ブリヂストン公式サイトによると
「TB1eはペダルを止めた状態や下り坂などでモーターが発電し、
バッテリーを自動的に充電する機能を搭載しています。」
(引用元:ブリヂストン TB1e 製品情報)
設定でON/OFFできる?
多くの人が気になるのが、「回生充電のON/OFF設定があるのか?」という点です。
結論から言うと、TB1eの回生充電自体を完全にOFFにすることはできません。
回生システムは、走行中の状況をセンサーが自動で検知し、
ブレーキ操作や惰性走行を感知すると自動的に作動します。
ただし、TB1eには回生ブレーキの強さを調整できる「回生ブレーキモード切替機能」があります。
操作方法は、
🔸「後輪ブレーキを軽くかけながら」
🔸「電源/モード切替ボタン」と「ライトボタン」を同時に押す
ことで、モードを切り替えられます。
これにより、回生の効き方(制動の強さ)が3段階で変化し、
下り坂などでより強い回生ブレーキを効かせることができます。
ただし、この設定は“回生機能のON/OFF”ではなく、“発電の強さを変える”操作という点に注意が必要です。
エコ・オート・パワーの各走行モードでも、回生の効き方には多少の違いがあります。
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エコモード: 発電時間が長く、自然なブレーキ感で効率重視
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オートモード: バランス型で一般的な通勤向け
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パワーモード: アシスト優先で回生より推進重視
このように、TB1eの回生充電は常時自動作動しつつ、状況に応じてブレーキモードを調整するというのが正しい理解です。
⚙️参考:ブリヂストン「TB1e 取扱説明書」より
https://www.bscycle.co.jp/items/e-bicycle/tb1e/
どんな時に作動する?(ブレーキ・下り坂など)
TB1eの回生充電は、以下のようなシーンで自動的に作動します👇
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ブレーキレバーを軽く握ったとき(減速時)
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ペダルを止めて惰性走行しているとき
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下り坂でスピードが出すぎないよう自動制御しているとき
これらの状態ではモーターが発電機に切り替わり、
車輪の回転エネルギーを電気に変えてバッテリーへ戻す動作が行われます。
体感としては、ブレーキをかけたときに「スーッ」と自然に減速し、
軽い制動感とともに発電している感覚があります。
これはいわゆる「エンジンブレーキ」のようなもの。
下り坂でスピードを抑える効果もあるため、安全面でもプラスになります。
どのくらい充電できるの?
回生充電での充電量は、走行条件によって大きく変わります。
メーカー公表値では数値として明示されていませんが、
ブリヂストンが行ったテストでは、走行距離が約10〜20%ほど伸びるケースが確認されています。
つまり、通常90km走れるところを、
ブレーキや下り坂を上手く使えば100kmを超えて走行できる可能性があるということです。
特に坂の多い地域では、登りで使った電力の一部を下りで回収できるため、
「電力ロスの少ない走り方」が実現します。
「長い下り坂が多いルート」「信号が多く減速が頻繁な市街地」では、
回生充電の恩恵が特に大きくなります。
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設定確認・注意点
TB1eの回生充電は設定不要で自動作動しますが、
ディスプレイ上に「回生中」を示すインジケーターが点灯することで確認できます。
また、以下の点に注意してください👇
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バッテリー残量が満タン(100%)の状態では、回生充電は作動しません
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極端に寒い・暑い環境下では発電効率が下がることがあります
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回生時は軽いブレーキ抵抗が発生するため、慣れないうちはスピード調整に注意
つまり、TB1eの回生充電は「設定で操作するもの」ではなく、「走り方で活かすもの」です。
この性質を理解しておくと、バッテリーの寿命を長持ちさせつつ、より効率的な運転ができます。
TB1eの回生充電の設定を効率良く使うコツ
TB1eの回生充電は、走り方や環境によって“充電効率”を大きく変えることができます。
言い換えれば、設定を変えるのではなく、
「乗り方」と「環境設定」で回生を最大限に活かす」ことが重要です。
ここでは、日常の走行でできる実践的な工夫や、
バッテリーを長持ちさせるためのコツを詳しく紹介していきます。
充電効率を上げる走り方とは?
TB1eの回生充電は「惰性走行」や「ブレーキ操作」で発電します。
そのため、ブレーキを乱用したり、急停止を繰り返すような運転では
効率が落ちてしまいます。
効率を上げるコツは、“流れのある走行”を意識すること。
下り坂や減速時にはペダルを止めて自然に惰性走行することで、
モーターがスムーズに発電モードへ移行します。
また、急停止よりも「軽くブレーキをかけてゆっくり止まる」ことで、
発電量がより安定します。
ペダルを止めた瞬間に軽い制動感があれば、
回生充電が作動しているサインです。
この“スムーズな走行”を意識するだけでも、
1回の充電サイクルで10〜15%ほど航続距離を伸ばせると言われています。
バッテリー寿命を延ばすコツ
TB1eのバッテリーはリチウムイオンタイプで、
高温・満充電・過放電の状態を避けることで寿命を長く保てます。
特に注意したいのが「100%充電状態での長時間放置」。
満充電のまま保管すると、バッテリー内部の化学反応が進み、
容量の低下を早めてしまいます。
理想的なのは、充電80〜90%で走行を開始し、30%前後で再充電する運用です。
さらに、回生充電によって微量の電力が上乗せされるため、
「下り坂や長距離走行の直前に満充電にしない」ほうが安全です。
🔋ブリヂストン公式アドバイスより引用:
「長時間使用しない場合は、満充電ではなく80%程度で保管してください。」
(出典:ブリヂストン公式)
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坂道や通勤ルートでの最適設定
TB1eには「エコ・オート・パワー」の3つのアシストモードがあります。
回生充電の効率を考えるなら、ルートに応じたモード切り替えがポイントです。
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坂が多いルート: パワーモードで登坂→下りは惰性走行で回生
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平坦な通勤路: オートモードで消費と発電のバランスを取る
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信号の多い街中: エコモードで細かな停止に対応しつつ、
回生が自然に作動するタイミングを増やす
このように、ルートを意識してモードを使い分けることで、
電力消費を抑えつつ回生充電の発電量を最大化できます。
また、走行データを確認しながら
「どのモードでどのくらい電力を回収できたか」を把握しておくと、
自分に合った設定パターンが見えてきます。
回生ブレーキを上手に使うポイント
TB1eは、回生充電と同時に「制動補助(回生ブレーキ)」の役割も持っています。
ブレーキをかけると、物理的な制動だけでなく、
モーターが発電抵抗を生み出して減速を助けてくれる仕組みです。
このため、ブレーキを一気に握るよりも“軽く長めに使う”ことで、
回生発電の時間を長く確保できます。
また、前後ブレーキのバランスも大切です。
前輪ブレーキを中心に使うと転倒の危険があるため、
後輪ブレーキを主体に軽くかけるのが理想的です。
夜間走行や雨天では制動距離が伸びやすいので、
「早めの減速+ゆるいブレーキ」で回生充電を稼ぐ走りを心がけましょう。
⚙️参考:ブリヂストンサイクル サポート情報
【まとめ】TB1eの回生充電を理解して長く使おう
TB1eの回生充電は、設定で操作するものではなく、
“走行スタイルで活かす”テクノロジーです。
惰性走行・軽いブレーキ操作・環境に合わせたモード設定。
この3つを意識するだけで、
充電効率も走行距離も大きく変わります。
また、バッテリーの扱い方や保管方法を工夫すれば、
長期的なコスト削減にもつながります。
つまり、TB1eは「設定を変えるバイク」ではなく、
“自分の走り方次第で賢く育てていける電動クロスバイク”なのです。