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TB1eはスタイリッシュで走りやすい電動アシスト自転車として人気がありますが、ネット上では「故障しやすい?」「アシストが弱くなった」「電源が入らない」といった声も見かけます。しかし、その多くはTB1e固有の欠点というより、電動アシスト自転車に共通するトラブルや、使用環境によって起こりやすい症状が原因です。
この記事では、TB1eで起こりやすい故障とその原因、修理の目安、故障を防ぐためのメンテナンス方法まで徹底解説します。初めての電動自転車でも安心して使い続けられるよう、わかりやすく整理しました。
【この記事のポイント4つ】
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TB1eで実際に起きやすい故障例と、その原因を詳しく解説
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電源・アシスト・バッテリー・異音など症状別に原因を特定できる
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故障を防ぐためのメンテナンス方法や注意点がわかる
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修理費用の目安や、保証で無料対応されるケースも解説
TB1eは故障しやすい?よくある症状と原因を解説

TB1eはスタイリッシュで人気の高い電動アシスト自転車ですが、「故障しやすいのでは?」という声も一定数あります。ただし実際には、TB1eが特別壊れやすいというより、電動アシスト自転車という構造特性上、電子パーツが多く不具合が起きやすい という背景が大きいです。
電動アシスト自転車は、モーター・バッテリー・制御ユニット・センサー類・配線といった電子機器で構成されており、国の基準によって複雑な制御システムが組まれています。
公的にも、電動アシスト自転車は「アシスト比や速度制御が複雑な仕組みで構成される乗り物」であると明記されており、部品点数が増えることによる故障リスクは一定想定されます。
TB1eも例外ではなく、ユーザーが日常で遭遇しやすいトラブルはいくつかあります。ここでは代表的な症状を詳しく解説し、原因・対処法を深く理解できるようにまとめました。
電源が入らない原因は?
電源が入らない症状は電動アシスト車全体で最も多いトラブルの1つです。TB1eの場合、主な原因は以下です。
● バッテリー接点の接触不良
わずかな汚れ・ホコリ・湿気でも電圧が安定せず電源が入りません。金属接点部分は非常にデリケートで、公的な技術資料でも「湿気・腐食による接触不良」の重要性が示されています。
▼参考:経済産業省「リチウムイオン電池の安全性・劣化要因」
● バッテリー残量不足・劣化
劣化したバッテリーでは必要な電圧を供給できず、電源が立ち上がらないケースがあります。
● スイッチユニット・配線の故障
転倒・衝撃・長期使用による基盤不調で電源が入らないことがあります。
まずは
✔ バッテリー差し込みの再装着
✔ 端子の乾拭き
✔ 別バッテリーがあれば交換テスト
を行うと原因の切り分けができます。
アシストが弱い・効かないのは故障?
TB1eのアシストが弱く感じるとき、単純に故障ではなくセンサーが正しく働いていないケースが多いです。
● スピードセンサーの不調
車輪の回転を読み取ってアシストを制御する重要部品。異物の付着・ズレだけでも誤動作します。
● トルクセンサーの誤作動
ペダル踏力を読み取れないとアシストが適切に働きません。
● バッテリー性能の低下(特に冬)
リチウムイオン電池は気温低下で性能が落ち、公的機関の説明でも「低温時は電圧が低下する」と明記されています。
(引用:経産省リンク上記)
冬だけアシストが弱く感じるのは故障ではなく“仕様”であることも多いです。
バッテリーの減りが早いときのチェックポイント
TB1eのバッテリーは約15.4Ahクラスで十分大容量ですが、「減りが早い」と感じるユーザーもいます。原因の多くはバッテリーの故障ではなく、使用環境が厳しいことにあります。
チェックすべきポイント:
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冬季の低温(30〜40%性能低下)
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登坂の多い地域
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ストップ&ゴーの多い都市部
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空気圧不足(強い抵抗が発生)
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重い荷物・体重増加で負荷上昇
バッテリー寿命や性能変化については公的機関でも明確に説明されており、
「劣化・気温・負荷により性能が変動する」ことが正式に示されています。
(引用:経済産業省リンク)
つまり、多くの場合は故障ではなく“使用環境と負荷の影響”が原因です。
走行中に異音がするときの主な要因
異音は不安を感じやすいトラブルですが、その多くは消耗部品の劣化や締め付け不足です。
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ギシギシ音 → フレーム・ボルト緩み
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チリチリ音 → スポーク緩み
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ゴーッ音 → ハブ・ベアリング摩耗
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ジジジッ音 → モーター側の制御音
スポークに関しては、TB1e専用パーツが弱いというわけではなく、
スポーティな走行や速度維持がしやすいモデルのため、負荷が集中しやすい生活環境のユーザーが多い
ことが原因となる傾向があります。
TB1e特有のフロントモーターの不調とは?
TB1eの特徴である“フロントハブモーター”は自然なアシストを生みますが、摩耗や配線劣化で不調が起きることがあります。
代表的な症状:
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漕いでもアシストが入らない
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モーターから低い唸り音
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平地で速度が伸びない
モーターはユーザーが分解整備できない構造で、
専門店での診断・修理が必須 です。
TB1eだけが特別壊れやすいわけではなく、フロントモーター全般のメンテナンス性の特性です。
スピードメーター・液晶が表示されない原因
電動アシストの液晶は繊細な電子パーツのため、以下がよくある原因です:
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電圧低下
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配線の断線
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スイッチ基盤故障
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落下衝撃
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大雨による内部湿気
公的にも「自転車の電装品は防水ではなく“生活防水”レベル」とされており、
強い雨は故障の原因になります。
ライトが点かない原因
ライトはバッテリーと連動しているため、電源系トラブルと似ています。
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ライト本体の内部破損
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配線断線
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コントロールユニットの不調
ハンドル周りは雨・衝撃の影響を受けやすいため、
防水カバー使用で故障率が下がる ことが消費者機構の調査でも示されています。
チェーン・スプロケット周りのトラブル
TB1eはスポーティなギア比のため、走行負荷が大きいユーザーでは摩耗が早まります。
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チェーン伸び
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ギア摩耗
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変速の引っかかり
は定番の症状で、早い人だと1〜2年で交換時期になることもあります。
ブレーキからの異音は故障のサイン?
ディスクブレーキは濡れると音が出やすいですが、以下が続く場合は要注意:
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いつまでもキーキー鳴る
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ブレーキパッドが薄い
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ローターの歪み
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異物の噛み込み
特にTB1eはスピード維持が得意なため、ブレーキ負荷が高めになるライダーが多く、摩耗が進みやすいです。
タイヤ・スポーク破損は起こりやすい?
TB1eはスポーツ寄りのタイヤを装備しているため、以下の環境では破損が発生しやすいです。
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段差をよく乗り越える
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空気圧不足
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荷物が重い
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長距離走行が多い
ただし、これはTB1e固有の弱さではなく
スポーティモデル全般に言える特性。
スポーク折れは1本でも起きると連鎖する可能性があるため、早めの交換が重要です。
こちらも参考に↓

TB1eの故障を防ぐ方法と修理費用の目安

TB1eは決して壊れやすい自転車ではありませんが、電動アシスト自転車は構造上どうしても電子部品が多く、日頃のケアによって故障リスクが大きく変わります。また、故障が起きた場合の修理費用の目安を知っておくと、安心して運用できます。
ここでは、TB1eを長く安全に使うための予防策と、症状別の修理費用の相場をわかりやすくまとめました。
故障を減らすための定期メンテナンス
電動アシスト自転車は、定期メンテナンスが最も重要な故障予防策です。
特にTB1eはスポーティな走行をするユーザーが多いため、消耗が進みやすい部位があります。
● 空気圧チェック(最低月1回)
空気圧不足は故障リスクの最大要因で、
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バッテリー消費増大
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タイヤ摩耗促進
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スポーク破損
につながります。
● ボルト類の増し締め(半年に1回)
異音の多くは緩みが原因。走行距離が多いユーザーほど必須。
● ブレーキ・チェーンの調整(3〜6ヶ月に1回)
TB1eは速度維持がしやすいので、ブレーキ負荷が高くなり摩耗が早い傾向があります。
● 防水対策を強化する
電動パーツは「生活防水」であり、強い雨には弱い。
国民生活センターでも電動自転車の水濡れトラブルが報告されています。
▼参考:国民生活センター
→ 結論:半年〜1年に1度の総合点検が理想
バッテリーを長持ちさせる正しい使い方
TB1eのバッテリー寿命は700〜900回の充電が目安。
ただし使用環境次第で寿命が大きく変わります。
● 0%まで使い切らない(深放電を避ける)
経産省の資料でも、深放電は劣化の加速要因とされています。
▼経産省「リチウムイオン電池の劣化要因」
● 高温・直射日光を避けて保管
電池内部の化学反応が進み劣化を早めます。
● 冬場は完全暖めてから使用
寒冷時の電圧低下は正常な現象で、性能が一時的に低下します。
● こまめな充電(20〜80%運用)
これらの習慣でバッテリー寿命は大きく延びます。
雨の日・湿気による故障対策
TB1eだけではなく電動アシスト自転車全体が、
湿気・水濡れ → 故障
に対して弱い構造になっています。
● 大雨・豪雨では極力乗らない
電子部品への浸水は基盤ショートの原因。
● 充電端子・バッテリー差し込み部は濡らさない
水分は接触不良の大きな原因となります。
● カバーでハンドル&スイッチユニットを保護
液晶不良の多くは水分侵入。
● 室内保管や屋根付き駐輪場が理想
湿気と温度変化に弱い電子パーツを守れます。
国民生活センターでも、水濡れによる故障事例が多く報告されています。
こちらも参考に↓

フロントモーターの寿命と交換費用の目安
TB1eのモーター寿命は明確な数値ではないものの、
一般的には3〜7年使用が想定 されます。
故障症状としては、
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走行中に異音
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アシストが突然入らない
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ペダルが重く感じる
などが起こります。
モーターはユーザーが開けられない構造のため、修理は専門店のみで対応可能。
● モーター交換費用の目安
→ 25,000〜45,000円前後(工賃含む)
故障頻度は多くはありませんが、長期利用者は避けられない交換となることもあります。
バッテリー交換の費用相場と目安
バッテリー寿命が近づくと、
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走行距離が急に短くなる
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電圧低下でアシストが弱まる
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充電がすぐ切れる
といった症状が出ます。
● TB1e純正バッテリー価格
→ 約35,000〜45,000円
バッテリーは消耗品なので、購入後3〜5年で交換時期を迎えるのが一般的です。
タイヤ・スポーク交換の相場と注意点
TB1eはスポーティな使い方をするユーザーが多く、タイヤ・スポークの摩耗が進みやすい傾向があります。
● タイヤ交換(前後)
→ 8,000〜15,000円前後
● スポーク交換(1本〜複数)
→ 1,000〜6,000円前後
段差・空気圧不足・荷物重量が大きい使い方だとスポーク折れが起きやすくなるため、
月1回の空気圧チェック は非常に効果的です。
故障かどうか判断できない時のチェック方法
電動アシスト自転車は「故障に見えるけど故障ではない症状」も多いです。
確認すべきポイント:
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バッテリー残量の急低下 → 寒冷時は正常
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アシストが弱い → 空気圧不足、荷重増加
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液晶が点滅 → 電圧不足で正常動作
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異音 → ボルト緩みで簡単に直ることもある
自己判断が難しい場合は、
ヤマハ・ブリヂストン正規取扱店で点検(5〜10分)してもらうと早い です。
メーカー保証で無償修理できるケース
電動アシスト自転車には「保証期間」があり、TB1eも例外ではありません。
一般的に:
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コンポーネント(モーター・スイッチ・配線) → 1年
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フレーム → 3年
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バッテリー → 2〜3年(モデルにより異なる)
初期不良・自然故障なら無償修理が可能
ただし、
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水没
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落下・事故
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改造
は保証対象外。
故障時にすぐ対応できる店舗の選び方
TB1eを購入した店舗以外でも修理対応は可能ですが、以下の店舗が安心です。
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ヤマハ・ブリヂストン正規取扱店
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電動アシスト専門店
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大手チェーン(サイクルベースあさひ等)
特に正規店はTB1eの部品在庫が早く、モーターや基盤交換もスムーズ。
まとめ:TB1e 故障の予防ポイントと対策
TB1eは特別壊れやすい自転車ではありませんが、
電子部品が多い電動アシスト自転車は、日々の使い方・メンテナンスで大きく寿命が変わります。
故障を防ぐポイントは:
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空気圧チェックを習慣化
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雨天・湿気対策を徹底
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バッテリーは20〜80%運用
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年1回の総合点検を受ける
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異音や違和感は早めに診断
特にTB1eはスポーティで走行距離が伸びやすいモデルのため、
「負荷のかかる使い方」になりやすい点に注意すれば、長期間快適に乗り続けられます。

