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電動自転車TB1eに乗っていると、走行中に「カタカタ」「キーキー」「カチカチ」といった異音が発生することがあります。
異音は小さなトラブルのサインである一方、放置するとブレーキ・ホイール・チェーンなどの重大な故障につながる可能性もあります。
本記事では TB1eの異音の原因 をタイプ別に分かりやすく解説し、さらに 自分でできる対処法 と 修理が必要なケースの見極め方 をまとめました。
「突然の異音が不安…」「どこが悪いのか全然わからない」そんな方でも読めばすぐ判断できる内容になっています。
記事のポイント
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TB1eでよく発生する異音(カタカタ・キーキー・カチカチなど)の原因が分かる
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前輪・後輪・チェーン・モーターなど、場所ごとのトラブルを詳しく解説
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自分でできる安全な対処方法と、絶対に修理に出すべき危険な症状を解説
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異音の修理費用の目安と、再発を防ぐメンテナンス方法も紹介
TB1eの異音はなぜ起こる?主な原因を総まとめ

TB1eの異音は、主に「パーツの摩耗」「固定の緩み」「潤滑不足」「走行環境による負荷」の4つが大きな要因です。
電動アシスト自転車は一般的な自転車よりも部品への力が大きくかかるため、わずかなズレや劣化でも音が発生しやすい特徴があります。また、TB1eはスポーティで軽快な走りができるモデルである一方、走行振動も比較的多く、ネジの緩みやチェーンの伸びなどのトラブルが起こりやすい傾向があります。
国土交通省の資料でも、自転車の安全性に関わるトラブルの多くが「日常点検の不足」から発生していると明記されています(参考:自転車安全利用五則|国土交通省 https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/good-cycle-japan/safe/)。
つまり、「異音」は故障の初期サインであることが多く、小さな異音でも放置すると重大なトラブルにつながる可能性があるということです。
ここでは TB1eユーザーから特に相談の多い「カタカタ音」「キーキー音」「カチカチ音」を中心に、前後ホイール・チェーン・ギア・モーターなど、発生箇所ごとに原因を詳しく掘り下げて解説します。
音の種類と出る状況がわかれば、修理に出すべきか自分で対処できるかの判断がしやすくなります。
カタカタ音の原因は?
TB1eで最も多い異音が、段差を越えるときに発生する「カタカタ音」です。これは多くの場合、外装パーツの緩みが原因です。
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前カゴ・泥除け・ライトのネジの緩み
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キャリアやボルト類の固定不足
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ワイヤー類がフレームに接触
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ハンドルステム・ヘッドパーツの緩み
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フロントホイールのクイックリリースの固定不足(危険)
クイックリリースが緩んだ状態で走行すると転倒事故のリスクが高まり、国交省でも「車輪の固定不良による事故」が注意喚起されています(参考:国土交通省 自転車の事故防止について )。
このため、わずかな“ガタつき”でも絶対に放置してはいけません。
TB1e特有の傾向として、フロントモーターの振動が大きく、ネジ類が緩みやすいため、定期的な締め直しが重要です。
キーキー音の原因は?
「キーキー」という高い音がする場合、ほとんどがブレーキシューとリムの摩擦によるものです。
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ブレーキシューの摩耗
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シュー角度がズレてリムに横擦れ
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ブレーキワイヤーの動きが悪い
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リム表面の金属粉・汚れ
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雨天走行後の一時的な鳴き
Vブレーキは摩擦が強く、調整が少しズレるだけで簡単に異音が発生します。
また、交通安全協会の資料でも「ブレーキとリムの汚れや摩耗は重大事故を引き起こす可能性がある」と注意喚起が行われています(参考:日本交通安全協会 自転車整備点検 )。
TB1eは日常使いが多いため、汚れの蓄積によるブレーキ鳴きが発生しやすい点にも注意が必要です。
カチカチ音の原因は?
ペダルを漕ぐと「カチカチ」または「カチャッ」と音がするのは、変速機やチェーンの状態が悪化しているサインです。
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変速機(ディレイラー)の調整不良
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チェーンの伸び
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スプロケットの摩耗
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ペダル軸(BB)のガタ
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チェーンオイル切れ
電動アシストはペダルに大きな力が加わるため、チェーンが通常の自転車より早めに伸びやすい という特徴があります。
チェーンの伸びは走行中の安全性に大きく関わるため、放置は推奨されません。
走行中だけ異音が出る理由
止まっているときは音がしないのに、漕ぐと音がする——
これは動力伝達部・ホイールの回転部・モーターなど「動くパーツ」に原因があることを示しています。
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ホイールの振れ
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タイヤの偏摩耗
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モーター回転時の振動
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ギア・チェーンの噛み合わせ不良
特にホイールの振れは走行性能を大きく低下させ、事故につながるケースもあります。
自治体の交通安全資料でも「ホイールの振れやスポークの緩みは早期点検が必要」と明記されています(参考:東京都 自転車安全利用 )。
前輪から異音がする場合
TB1eの前輪はモーターが内蔵されているため、通常の自転車より構造が複雑です。
そのため次のような異音が発生しやすい傾向があります。
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クイックリリースの緩み
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ホイールのセンターずれ(振れ)
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タイヤへの異物付着
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フロントブレーキとリムの干渉
前輪の固定不良は最も危険で、走行中の脱輪につながる可能性があります。
国土交通省でも「車輪の固定忘れによる転倒事故」が多発していると警告しています。
後輪から異音がする場合
後輪はチェーン・スプロケット・変速機など駆動部品が集中しているため、異音の原因が多岐にわたります。
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チェーンの摩耗
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スプロケットの変形
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変速位置のズレ
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モーターアシストによる負荷の増大
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タイヤへの異物付着
後輪はTB1eの走行性を最も支える部分で、異音を放置すると「チェーン外れ」「変速不能」「スプロケット破損」など大きな故障につながりやすいのが特徴です。
ペダル・チェーン・ギアの異音
漕いでいるときだけ音がするなら、以下のような箇所が関係しています。
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ペダル内部のベアリング摩耗
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チェーンの伸び・油切れ
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変速機調整の不良
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スプロケット摩耗
TB1eのようなスポーティモデルはアシスト力が強いため、チェーンの劣化速度が通常の自転車より早いといわれています。
チェーンが劣化すると走行中に突然「ガチャッ」と外れるリスクもあり、整備が必要な部分です。
モーター周りの異音
TB1eのフロントモーターは特有の「ウィーン」という電子音がありますが、これは多くの場合正常です。
しかし、次のような場合は点検が必要です。
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音が急に大きくなった
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「ジジジ」「ガガガ」という不自然な振動音
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モーター固定部が緩んでいる
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回生充電時に異常な音がする
モーターは安全性に関わる部品であり、素人の分解は法律上も推奨されていません(警視庁駆動補助機付自転車に係る型式認定品について)。
ハンドル周りの異音
ハンドル周りの異音は比較的軽いものが多いですが、放置すると大きなガタつきにつながることがあります。
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ブレーキワイヤーとフレームの接触音
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ベル・ライトの固定不足
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ハンドルステムの締め付け不足
とくにステムの緩みは操作性に悪影響を与えるため、安全上のリスクが高い部分です。
TB1eの異音をなくすには?自分でできる対処法と修理費用の目安

TB1eの異音は、原因さえ特定できれば自分で改善できるケースも多くあります。
ただし、ブレーキ・ホイール・モーターなど命に関わる部分は、誤った調整をすると逆に危険が増してしまうため、どこまで自己対応してよいか判断することがとても重要です。
ここでは、異音の種類ごとに安全に実践できる対処法を紹介しつつ、どのタイミングでプロの整備士に任せるべきかもわかるように解説します。
さらに、修理にかかる費用の相場や、再発を防ぐメンテナンスの習慣もまとめています。
ブレーキ調整で改善できる異音(キーキー音の改善)
「キーキー音」の多くはブレーキシューの摩耗や角度ズレによるものです。
次の手順で確認することで、多くの軽度の異音は改善できます。
【自分でできるチェック】
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リム(ホイールの側面)に黒い汚れや金属粉が付着していないか
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シューの角度が正しく当たっているか
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ブレーキレバーを引いたときの反応が極端に重くないか
リムの汚れは消しゴムやパーツクリーナーで落とすだけでも改善することが多いです。
シューの角度は本来プロ調整ですが、「明らかに片側だけ擦れている」場合は緩めて再固定することで音が消えることがあります。
【修理費用の相場】
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ブレーキ調整:1,100〜1,650円
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シュー交換:1,500〜3,000円程度
ここで改善しない場合は、内部ワイヤーの伸びや、アーム本体の不具合が疑われるためプロの点検が必要です。
チェーン・ギアの調整(カチカチ音の改善)
ペダルを漕いだときに「カチカチ」「カチャッ」と音がする場合、チェーンとギアの噛み合わせがずれていることが多いです。
【自分でできるチェック】
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チェーンに十分な油があるか
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チェーンが真っ直ぐかかっているか
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ギア変速が遅れたり飛んだりしないか
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スプロケットに大きな摩耗がないか
チェーンオイルが切れていると摩擦で音が出るため、まず注油するだけでも改善するケースがあります。
特にTB1eはアシスト力が強いため、チェーンの消耗が早く「伸び」による異音がよく発生します。
【修理費用の相場】
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チェーン調整:1,100円前後
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チェーン交換:3,000〜5,000円
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スプロケット交換:3,000〜7,000円
こちらも参考に↓

ホイールの点検(カタカタ音・走行中の異音)
走行中だけ鳴るカタカタ音・カラカラ音は、ホイールの振れやスポークの緩みが原因のケースもあります。
【自分でできるチェック】
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車輪を回し、左右に揺れていないか
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スポークを軽くつまんで弱い・強い音のばらつきがないか
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タイヤに小石が刺さっていないか
スポークの緩みは素人が無理に締めるとホイール全体が歪むため、触らず点検に出すのが安全です。
【修理費用の相場】
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ホイール振れ取り:2,200〜3,850円
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スポーク交換:800〜1,500円(1本あたり)
こちらも参考に↓

モーターが原因の場合(フロントモーター特有の異音)
TB1eはフロントハブモーターのため、モーター音が発生するのは正常です。
ただし、次の症状がある場合は「異常音」の可能性があります。
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以前より音が大きくなった
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「ガガガ」「ジジジ」という断続的な音
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回生充電時だけ強い振動が出る
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モーター付近の固定パーツが緩んでいる
電動アシスト自転車のモーター部分は、警察庁の「型式認定制度」によって利用者の分解が禁止されています:
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/katashiki.html
そのため、モーター周辺に違和感がある場合は必ず専門店の点検が必要です。
【修理費用の相場】
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モーター点検:無料〜3,000円程度
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モーター交換:20,000〜40,000円(保証期間内は無償の場合あり)
異音を放置する危険性(軽度でも必ず悪化する)
異音をそのままにすると、以下のような重大トラブルにつながります。
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ブレーキ性能の低下
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チェーン外れ
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ホイールの歪み拡大
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変速不能
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最悪の場合、走行中の転倒事故
異音は「今まさに部品が摩耗しているという警告」なので、放置は絶対にNGです。
異音の再発を防ぐメンテナンス
TB1eの異音を防ぐためには、以下の習慣が非常に効果的です。
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月1回のチェーン注油
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雨の日の走行後はリムとブレーキを拭く
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3ヶ月に1回はネジ類の増し締め
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半年ごとに専門店の点検
特に、TB1eはスポーティな乗り味のため振動が多く、ネジ類が緩みやすいため「増し締め」が効果的です。
まとめ:TB1eの異音を防ぐポイント
TB1eの異音は多くの場合、日常の点検と早期対応で改善できます。
ブレーキ鳴き・チェーン音・ホイールのガタつきなど、音の種類ごとに原因を把握し、必要に応じて専門店の点検を受けることが最も安全な方法です。
特にフロントモーター搭載モデルであるTB1eは、モーター周りの異音を自己判断で触らず、異常を感じたら早めにプロに相談することを強く推奨します。
