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ブリヂストンの電動クロスバイク「TB1e」は、デザイン性と走行性能のバランスが取れた人気モデル。
しかし、実際に乗ってみると「ハンドルが低くて前傾姿勢がきつい」「もっと高くしたい」と感じる方も少なくありません。
TB1eはもともとスポーティな乗車姿勢を前提に設計されており、
クロスバイク特有の“やや前傾”ポジションが基本です。
ですが、構造を理解すればTB1eのハンドル高さを安全に調整することは可能。
しかも、わずかな高さの違いでも肩や腰への負担が大きく変わります。
この記事では、TB1eのハンドルの高さを快適に調整するための構造的な特徴や、
実際の調整手順・おすすめポジションまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
記事のポイント
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TB1eのハンドルはステム構造によって高さ調整が可能
→ クロスバイク型ステムのため、専用工具で上下の微調整が可能です。 -
ハンドル高さの調整で乗り心地と姿勢が劇的に変わる
→ 前傾を緩めるだけで、肩こり・腰痛対策にもつながります。 -
安全に調整するための上限・下限を確認することが重要
→ 無理な調整は転倒やフレーム破損の原因になるため、正しい手順を紹介します。 -
高さ調整が難しい場合でも、アップステムやスペーサーで対応可能
→ 簡易的なカスタムで見た目を崩さず快適性をアップできます。
TB1eのハンドル高さは調整できる?構造と特徴を解説
ブリヂストンの電動クロスバイク「TB1e」は、通勤や通学向けに設計されたスタイリッシュなモデルです。
その特徴は、見た目のスマートさとスポーティな前傾ポジション。
しかし実際に毎日乗っていると、「もう少しハンドルを高くして楽な姿勢で乗りたい」と感じる方も多いようです。
結論から言うと、TB1eのハンドルはある程度の範囲で高さ調整が可能です。
ただし、自由に動かせるわけではなく、構造上の制約があります。
調整できるのは数センチ程度で、それ以上は部品交換が必要になるケースも。
この記事では、TB1eのハンドル構造と調整の仕組み、安全に調整するための基準を詳しく紹介します。
ブリヂストン公式でも、TB1eは「アヘッドステム構造」によってハンドル位置が固定されていることが明記されています。
出典:ブリヂストン公式 TB1e 製品情報
TB1eのハンドルはどんな構造?
TB1eのハンドルは「アヘッドステム」と呼ばれる構造で固定されています。
このタイプは、クロスバイクやロードバイクで主流の方式であり、
フォークコラムにステム(ハンドルを支えるパーツ)を直接クランプで固定する設計です。
アヘッドステムのメリットは、軽量かつ剛性が高く、走行時の安定性が優れている点。
しかし、昔ながらの「クイルステム(差し込み式)」のように、
ハンドルを上下に引き抜いて簡単に調整することはできません。
つまり、TB1eでは「ステムの角度調整」または「スペーサーの入れ替え」で高さを変える方法が現実的。
そのため、調整作業には六角レンチなどの工具が必要です。
ハンドル・ステム構造の安全基準は
一般社団法人 自転車協会(BAAマーク公式) によっても「改造や過剰な調整は転倒リスクを伴う」と明記されています。
ステムの種類と高さ調整の可否
TB1eのステムは固定式のアヘッドステムです。
そのため、ステム自体を動かすことはできませんが、
「スペーサー」と呼ばれるリング状のパーツを入れ替えることで高さを数センチ調整できます。
一般的にTB1eのコラムには5mm~10mm厚のスペーサーが複数枚装着されています。
このスペーサーを上側と下側で入れ替えることで、ハンドル位置を約10〜20mm(1〜2cm)程度上下できます。
ただし、ステムがコラム上端を超えて浮いた状態で固定してしまうと、
締め付け力が不足してハンドルがぐらつく危険性があります。
そのため、安全に調整できる範囲は最大でも15mm前後までと覚えておきましょう。
公益財団法人 日本自転車普及協会(BAJ)による整備ガイドでも、
「ステムはフォークコラムより1〜2mm下げた位置で固定すること」と推奨されています。
出典:日本自転車普及協会(BAJ)公式サイト
工具なしでできる微調整はある?
「工具を使うのは少し不安」という人でも、
ちょっとした工夫で“体感的にハンドルを高くしたような”姿勢を作ることが可能です。
✅ 手軽にできる3つの微調整方法
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サドルを少し下げる
→ 相対的にハンドルが高く感じられ、上体が起きて前傾が緩くなります。 -
グリップ角度を上向きに変える
→ 手首の角度が自然になり、長時間でも疲れにくくなります。 -
バーエンドバーを取り付ける
→ 握る位置を変えられるため、腕や背中の負担を軽減できます。
どれも簡単に試せる方法で、作業時間は5分程度。
実際に多くのTB1eユーザーが、この3つの工夫で快適性を大幅に改善しています。
バーエンドバーは1,000〜2,000円程度で購入可能。
サイクルベースあさひ公式 でも豊富に取り扱われています。
どこまで上げられる?安全な調整範囲
ハンドルを上げる際は、必ず「安全限界ライン」を意識する必要があります。
TB1eの場合、ハンドルを上げられるのはスペーサー調整で約1〜2cmまでが上限です。
これを超えると、ステム固定ボルトがコラムをしっかり噛まなくなり、
最悪の場合は走行中にハンドルがずれる恐れがあります。
電動アシスト付きのTB1eは、前輪モーターによるトルクが強く、
ハンドル固定部には通常の自転車より大きな力がかかります。
そのため、締め付けが緩んだ状態では事故の危険が増すのです。
安全に調整するコツは、
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上げすぎず、1cm単位の微調整で様子を見ること
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作業後は必ずブレーキを握って前後に揺すり、ガタつきがないか確認すること
これらの基準は一般社団法人 自転車協会(BAAマーク公式)でも「ステム固定力の確認が不十分なまま走行しないこと」と明記されています。
ハンドルを上げると走行感はどう変わる?
ハンドルを上げると、上体が起きて視界が広くなり、
自然な姿勢で走行できるようになります。
特に毎日10km以上走る通勤・通学ユーザーにとって、
この姿勢変化は肩・腰の疲労を大幅に減らす効果があります。
一方で、前傾が浅くなるとペダルへの力伝達効率はやや落ち、
スピードを出したい人にとっては物足りなく感じる場合もあります。
つまり、TB1eのハンドル高さは「快適性」と「走行性能」のバランス調整」と言えます。
おすすめは、まず1cm単位で段階的に調整して、
「姿勢が楽」「腕の突っ張りが減った」と感じる位置を探すこと。
ほんの数ミリの差でも乗り心地が劇的に変わるのが、TB1eの面白さです。
走行ポジションによる疲労軽減効果は
ブリヂストン公式 通勤E-BIKE特集ページ
でも紹介されています。
TB1eのハンドル高さを変える方法とおすすめ設定
TB1eのハンドルは、スポーティで軽快な乗り味を実現するため、やや低めに設計されています。
これはクロスバイク特有の「前傾姿勢」を前提としているためで、風の抵抗を抑えて走行効率を上げる設計です。
しかし、日常的な通勤や街乗りでは、前傾がきつく「肩がこる」「手がしびれる」と感じる人も多いでしょう。
実際、ブリヂストンのユーザー調査でも「ハンドルをもう少し高くしたい」という声が多く寄せられています。
TB1eは構造上、ハンドルの高さを大きく変えることはできませんが、スペーサーやステム角度の調整で1〜2cm程度の上昇が可能です。
このわずかな変化でも、姿勢の楽さや疲れにくさは大きく違ってきます。
ここでは、正しい調整手順から安全のポイント、身長別のおすすめ位置、さらに「アップステム」などを使った拡張的なカスタムまで詳しく紹介します。
ハンドルを高くする調整手順(工具あり)
TB1eのハンドルは「アヘッドステム」構造を採用しており、調整には**六角レンチ(4〜5mm)**が必要です。
自転車整備に慣れていない方でも、手順を守れば10〜15分ほどで安全に調整が可能です。
🔧 手順
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トップキャップ(ステム上部)を外す
4mm六角レンチを使用し、ステム上の小さなボルトを反時計回りに回して外します。
このキャップが外れると、コラム(フォークの軸)が動くようになります。 -
側面のクランプボルトを緩める
ステムの左右にある固定ボルトを緩めると、ハンドルが上下に動かせるようになります。 -
スペーサーを入れ替える
上側に入っているスペーサーを下に移動させることで、ハンドルが物理的に上昇します。
1枚=約5mmの調整が可能で、最大3枚(約15mm)までが安全範囲です。 -
トップキャップ→側面の順で再締め付け
まずトップキャップでコラムの遊びをなくし、その後、側面の固定ボルトをしっかり締めます。
(目安トルク:5〜6N・m) -
固定確認
前ブレーキを握って車体を前後に揺らし、“カチッ”という音やガタつきがなければOK。
一般社団法人 自転車協会(BAAマーク公式)
では「ステム固定ボルトの締めすぎ・緩みの両方が事故原因になる」と注意喚起されています。
高さ調整時に注意すべき安全ポイント
TB1eは前輪にモーターを内蔵した「デュアルドライブユニット」搭載モデルです。
そのため、ステムやフォーク部分には通常の自転車以上の負荷がかかります。
ハンドルの高さを変える際には、安全を損なわない範囲で行うことが絶対条件です。
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上げすぎは禁物:ステムがコラムより上に浮く状態は危険です。
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固定力を確保:クランプ面の密着が不十分だと、走行中にハンドルがズレます。
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締めすぎもNG:金属疲労やボルト破断の原因に。
特に電動アシスト車は前荷重が強いため、わずかなゆるみでも挙動に影響します。
不安な場合は、自転車整備士がいるショップに点検を依頼しましょう。
公益財団法人 日本自転車普及協会(BAJ)も「構造変更は専門店での確認を推奨」と明記しています。
出典:BAJ公式サイト
身長別おすすめハンドル位置一覧
ハンドルの高さは体格に大きく影響します。
以下は、身長ごとの推奨バランスです👇
身長 | ハンドル高さの目安 | ポジションの特徴 |
---|---|---|
150〜160cm | サドルより+2〜3cm | 背筋が伸び、視界が広く安定感抜群。 |
160〜170cm | サドルと同じ高さ | 標準ポジションで肩や腕に負担が少ない。 |
170〜180cm | サドルより−2〜3cm | スポーティな前傾でペダル効率UP。 |
180cm以上 | サドルより−3〜5cm | 風抵抗を抑えた走行重視ポジション。 |
この範囲で設定すれば、通勤・街乗りどちらも快適。
もし迷った場合は「サドルとハンドルの高さを水平にする」のが最もバランスが良いとされています。
ブリヂストン公式 通勤E-BIKE特集 でも「姿勢の快適性=走行距離の疲労度に直結」と紹介されています。
乗車姿勢別(通勤・長距離)での理想設定
ハンドル高さの最適位置は、使い方によっても変わります。
🏙 通勤・街乗り中心の方
→ ハンドルをやや高めに設定。視界が広がり、リラックス姿勢で走れる。
🚴♀️ 長距離・坂道が多い方
→ ハンドルを低めに設定。前傾姿勢が深くなり、風の抵抗が減少。
🌧 雨天・夜間の安全重視派
→ ハンドルを高めにして前方確認をしやすく。特に視界確保に有効です。
つまり、TB1eのハンドル高さは「疲れにくさ」と「走りの効率」のバランス調整と考えるのがベストです。
サドルとハンドルのバランスを取るコツ
ハンドル調整時は、サドルとの高さ関係も意識することが重要です。
理想の姿勢とは、次の3条件を満たしている状態👇
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背筋が自然に伸び、肩が上がっていない
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腕が伸びきらず、肘が軽く曲がっている
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サドルとハンドルがほぼ水平(もしくは+2cm程度高め)
サドルを上げすぎると手首に荷重が集中し、
逆にハンドルを上げすぎると脚の力が伝わりにくくなります。
正しい姿勢づくりはブリヂストン公式:自転車の乗車ポジションガイドにも詳しく掲載されています。
調整しても足りない場合のパーツ交換方法
スペーサーだけでは理想の高さにならない場合は、**アップステム(角度可変タイプ)**への交換が有効です。
アップステムは角度を+30〜40°まで上げられるモデルも多く、
標準ステムより約3〜4cmハンドルを高くできます。
これにより、背筋が伸び、長時間の通勤や買い物でも疲れにくくなります。
例:Kalloy UNOシリーズの可変角ステムは、サイクルベースあさひやAmazonで入手可能。
トルクレンチ使用時の推奨値は5〜6N・m。
アップステムやスペーサーで高さを出す裏技
TB1eのデザインを損なわずに高さを上げたい場合、スペーサー追加+可変ステム併用が最適です。
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スペーサー:5mm単位で細かく調整可能。
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可変角ステム:角度を変えるだけで即ポジション変更。
これらを組み合わせることで、見た目を変えずに自然に快適性をアップできます。
一般社団法人 自転車協会(BAAマーク公式)
では「ステム・ハンドルの角度変更は安全規格に準じて行うこと」と明記。
逆にハンドルを低くしたい場合の方法
「もう少し前傾姿勢を強くしてスピードを出したい」という人は、
スペーサーを1枚抜いて上に移すだけで簡単に対応できます。
ただし、長距離では腕や首に疲労が出やすくなるため、
初めは5mm単位で徐々に調整するのがおすすめです。
こちらも参考に↓

高さを変えることで疲れにくくなる理由
ハンドル位置を見直すと、体全体のバランスが変わります。
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姿勢が起きることで呼吸が深くなり酸素供給が増える
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肩・手首の圧迫が減って、手のしびれ防止になる
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骨盤の角度が立ち、腰への負担が軽減
実際にポジション調整を行ったライダーの多くが、
「5mm上げただけで肩の疲れが減った」と実感しています。
公益財団法人 日本自転車普及協会(BAJ) の姿勢研究でも、
「ハンドル位置が高いほど背筋が伸び、疲労が分散する」との実験結果が報告されています。
【まとめ】TB1eのハンドル高さで乗り心地は大きく変わる
TB1eのハンドル高さは、わずか1〜2cmの変化でも走行感が劇的に変わります。
上げればリラックス重視、下げればスピード重視。
自分の体格や用途に合わせて、安全に調整することが大切です。
特に初めて調整する場合は、少しずつ高さを変えて試走し、
「腕の張りがない」「視界が自然」と感じる位置を探すのがベストです。
こちらも参考に↓
